2010年10月25日
ウチの『黒王』 19
黒 王 だ。
おい、ボス。DVD鑑賞は一向に構わねぇんだが。
テレビ下のラックのガラス扉、閉めとけ。
居間を全力疾走しててだ、あんな透明で硬いモンにブチ当たりゃ、痛ぇしびっくりするだろうが。
おぉぅ、俺ぁものの見事にぶち当たったさ
大爆笑してねぇで、ボス、用が済んだらガラス扉は閉めとけ。
今回も長編だからな、ついてこいよぉ。
で、だ。ゴキブリ。何だ、あの気味の悪い虫は。
音も立てずに、不意に出現しやがる。
俺はこの家に来て4年になるが、この初夏までゲージ暮らしだったからな。ヤツを見たことがなかったのさ。
俺の見えない台所や脱衣所で、たまに人間達がキャーキャー騒いでたその原因が今思えばこれだったのかも知れねぇな。
7月末、居間でウトウトしていた俺を、すげぇ低いテンションの声でボスが呼ぶんだ。
顔を上げると、そこにヤツがいた。
俺ぁ何だか分かんねぇからさ、どこの犬でもそうするように鼻を近づけてみたさ。
そしたらヤツ、俺に向かって飛んで来るんだよぉ。びっくりするじゃないかぁ。
そしてヤツが走るんだ。予測できない方向性、あの速さ。何なんだヤツはぁ?
聞くところによると1秒で1.5m走るんだと。
ボスが言った。『タダ飯食ってんだから、ゴキブリくらい潰すか食うかしてくれ』
バカ野郎ッ!!食えるかッ!卵でも持ってて腹ん中で繁殖したらどぉすんだよ!
潰したって、俺の足が汚れるだけじゃねぇか!
ヤツの奇襲に固まった俺を使うのは早々にあきらめ、大の虫嫌いのボスが仕方なしに立ち上がった。
ティッシュとキッチンペーパーを大量に使用して殲滅。
今年の夏はその後もよく出現したなぁ。暑いとヤツらは増えるのか?
台所や居間の床や壁にいつの間に登場するのはドッキリするけど慣れてきた。
2階のエアコン、スイッチONしたら風と一緒に落ちてきたヤツが3匹、洗面所の排水口から2匹。こいつらどぉやって侵入したんだろ?
ともあれ、今じゃティッシュ5枚でボスは成敗してるぞ。
他に頼るモンないしな。俺もアテには出来ん。となると自分しかいないワケで。
良かったじゃないかぁッ!ボス。出来ないことが出来るようになってさぁ! 俺はぁ、いつでも、ボスがゴキブリを殲滅するのをぉ、じぃーっと見守ってるからなッ!
俺は、嫌いなモンには近寄らん。ゴキブリはボス、あんたに任せたッ!
全世界に4,000種、うち日本には約50種。3億年前の古生代石炭紀からその姿を変えずにいる『生きた化石』。
シーラカンスやカブトガニが『一緒にカウントするなッ』って怒りそうだな。
日本じゃ嫌われまくっているが、世界的には広く食用・薬用に使用されてるだと……?
食いたいヤツは食えッ!俺は食わん!
7~10cmにもなる外国のゴキブリをペットにしている『愛好家』も国内にいる?
おいおいおいおい、俺とヤツは同じ待遇なのかッ?勘弁してくれぇ。
世界中を核の炎が包んで、あらゆる生命体が絶滅した……かに見えても、絶滅しないのは人間とゴキブリなんだそうだ。
何セ人間の垢や毛、紙まで食っちまうってんだから。人間が滅べばヤツらもおしまい。まさに一蓮托生。 たくましいのもしぶといのも、俺達から言わせりゃ似てるな……。人間とゴキブリ。
御器〔ごき。食器のこと〕を被る〔又はかじる〕ってんで、『ごきかぶり』とか『ごきかじり』なんて明治時代頃まで呼ばれてたそうだが、その後なんと文献の誤植で『か』の字が抜けてしかもそのまま世に広まって現在に至ってしまったのが名前の語源だと。
『ゴキジリ』にはならなかったんだなぁ。
こんなターミネーター級の生命力を誇る『ゴキブリ』だが、名前の修正もしてもらえないほど日本じゃ嫌われてたのかねぇ。
仮にゴキブリからクレームがきて、謝罪代わりに『舞姫』なんて優雅な名前くっつけたってさぁ、気味が悪いことには変わりねぇよ! もう二度と俺の顔にたかるんじゃねぇッ!!

ゴキブリ初遭遇でたかられた、かわいそうな俺の顔。みんな、ゴキブリが顔にたかったこと、あるかい?
気持ち悪いぞぉ。
おい、ボス。DVD鑑賞は一向に構わねぇんだが。
テレビ下のラックのガラス扉、閉めとけ。
居間を全力疾走しててだ、あんな透明で硬いモンにブチ当たりゃ、痛ぇしびっくりするだろうが。
おぉぅ、俺ぁものの見事にぶち当たったさ

大爆笑してねぇで、ボス、用が済んだらガラス扉は閉めとけ。
今回も長編だからな、ついてこいよぉ。
で、だ。ゴキブリ。何だ、あの気味の悪い虫は。
音も立てずに、不意に出現しやがる。
俺はこの家に来て4年になるが、この初夏までゲージ暮らしだったからな。ヤツを見たことがなかったのさ。
俺の見えない台所や脱衣所で、たまに人間達がキャーキャー騒いでたその原因が今思えばこれだったのかも知れねぇな。
7月末、居間でウトウトしていた俺を、すげぇ低いテンションの声でボスが呼ぶんだ。
顔を上げると、そこにヤツがいた。
俺ぁ何だか分かんねぇからさ、どこの犬でもそうするように鼻を近づけてみたさ。
そしたらヤツ、俺に向かって飛んで来るんだよぉ。びっくりするじゃないかぁ。
そしてヤツが走るんだ。予測できない方向性、あの速さ。何なんだヤツはぁ?
聞くところによると1秒で1.5m走るんだと。
ボスが言った。『タダ飯食ってんだから、ゴキブリくらい潰すか食うかしてくれ』
バカ野郎ッ!!食えるかッ!卵でも持ってて腹ん中で繁殖したらどぉすんだよ!
潰したって、俺の足が汚れるだけじゃねぇか!
ヤツの奇襲に固まった俺を使うのは早々にあきらめ、大の虫嫌いのボスが仕方なしに立ち上がった。
ティッシュとキッチンペーパーを大量に使用して殲滅。
今年の夏はその後もよく出現したなぁ。暑いとヤツらは増えるのか?
台所や居間の床や壁にいつの間に登場するのはドッキリするけど慣れてきた。
2階のエアコン、スイッチONしたら風と一緒に落ちてきたヤツが3匹、洗面所の排水口から2匹。こいつらどぉやって侵入したんだろ?
ともあれ、今じゃティッシュ5枚でボスは成敗してるぞ。
他に頼るモンないしな。俺もアテには出来ん。となると自分しかいないワケで。
良かったじゃないかぁッ!ボス。出来ないことが出来るようになってさぁ! 俺はぁ、いつでも、ボスがゴキブリを殲滅するのをぉ、じぃーっと見守ってるからなッ!
俺は、嫌いなモンには近寄らん。ゴキブリはボス、あんたに任せたッ!
全世界に4,000種、うち日本には約50種。3億年前の古生代石炭紀からその姿を変えずにいる『生きた化石』。
シーラカンスやカブトガニが『一緒にカウントするなッ』って怒りそうだな。
日本じゃ嫌われまくっているが、世界的には広く食用・薬用に使用されてるだと……?
食いたいヤツは食えッ!俺は食わん!
7~10cmにもなる外国のゴキブリをペットにしている『愛好家』も国内にいる?
おいおいおいおい、俺とヤツは同じ待遇なのかッ?勘弁してくれぇ。
世界中を核の炎が包んで、あらゆる生命体が絶滅した……かに見えても、絶滅しないのは人間とゴキブリなんだそうだ。
何セ人間の垢や毛、紙まで食っちまうってんだから。人間が滅べばヤツらもおしまい。まさに一蓮托生。 たくましいのもしぶといのも、俺達から言わせりゃ似てるな……。人間とゴキブリ。
御器〔ごき。食器のこと〕を被る〔又はかじる〕ってんで、『ごきかぶり』とか『ごきかじり』なんて明治時代頃まで呼ばれてたそうだが、その後なんと文献の誤植で『か』の字が抜けてしかもそのまま世に広まって現在に至ってしまったのが名前の語源だと。
『ゴキジリ』にはならなかったんだなぁ。
こんなターミネーター級の生命力を誇る『ゴキブリ』だが、名前の修正もしてもらえないほど日本じゃ嫌われてたのかねぇ。
仮にゴキブリからクレームがきて、謝罪代わりに『舞姫』なんて優雅な名前くっつけたってさぁ、気味が悪いことには変わりねぇよ! もう二度と俺の顔にたかるんじゃねぇッ!!

ゴキブリ初遭遇でたかられた、かわいそうな俺の顔。みんな、ゴキブリが顔にたかったこと、あるかい?
気持ち悪いぞぉ。
2010年10月25日
色々話 税理士泣かせの消費税4
落合監督の奇策、一軍選手全員登録抹消が功を奏したのでしょうか。日本シリーズ進出おめでとうございます! 人間、明日からの生活の糧がなくなったらどうしよう?という心裏を揺さぶられると怖くなって固まる人が多いのですが、やはり彼らはプロでしたねぇ。見事に反応されました。
民間の会社でこの方法はさすがにキビシイかも。疲れている方が何せ多い。私見ですが。
本題。『調整対象固定資産』の課税仕入れ〔100万円以上の事業用資産の取得、とご認識下さい〕、当然消費税も購入先などにたくさん払うことになります。
これを実行したとして。免税業者さんや簡易課税適用の事業主さんには何ら影響はないのですが、売上に係る消費税から支払に係る消費税を引いた残りを納税する原則課税適用の場合、この差し引き残がマイナスになることが往々にして生じます。
このマイナス値、納税ではなく還付、となります。
この調整対象固定資産取得が、翌年若しくは翌々年先に確実に行われると見込まれるとき、今年のうちに私達税理士は免税業者さんには『消費税課税業者選択届』提出を、簡易課税適用の方には『簡易課税選択不適用届』提出をご案内します。この資産取得時には原則課税方式で消費税を計算・申告すれば還付を受けることが可能になるからです。
で、今年の4月に改正消費税法が施行されました。
今年中に上記届出をして、翌年若しくは翌々年中に調整対象固定資産を取得、取得後翌々年中に免税業者さんは『課税事業者選択不適用届』、もともと簡易課税が有利だった方は『簡易課税選択届』を出す。これで翌年と翌々年だけ原則課税を適用してどちらか一年は還付を受ける。どちらか一年は原則課税方式で消費税納付。
ですので、アドバイスする税理士も還付と納付のメリット・デメリットをシュミレーションした上で納税者さんにご案内します。還付より、原則課税で計算・納付する年に確定する消費税の方が多かったら届出提出の意味はない訳です。
従来はこの『節税』が出来たのですが、この4月からはちょっと厳しくなりました。
調整対象固定資産取得を見込んで提出した上記届出、3年の強制適用となりました。翌年に資産取得したから翌々年に元に戻そうと思っても戻せない。元に戻す届出が提出できるのは翌々々年以後となっています。取得・還付の年以外の2年は原則課税で消費税を計算・納付することになります。
これは……、よほどの資産を取得しない限りメリットは薄くなりそうですね。
税理士を日頃ご利用になっていればこのような資産取得でどれだけの還付が見込めるか、ですとか毎月々のシュミレーションを通じて原則・簡易のどちらが有利か、例えば今10月だとして9月までの確定消費税額はいくらか、など申告時期にはじめて一年分集計して確定納税額にびっくりしてしまうことのないよう、定期的にご案内できます。
選択の余地のある税目であれば、当然有利不利判定をこまめに行って、皆様にとって適正な納税をしていただきたい。そのためには私達税理士と常日頃お話をさせて頂ける環境にあることが肝要ではないかと。
税理士事務所の言うに言えない泣き所。再三月々の事業に関する資料の提出をお願いしても、『忙しいから』の一言で半年に一度も試算表の作成が出来なかったり、早め早めの節税のご案内が出来ない。結果出せばお客様にとって有利になったであろう届出が、期限が過ぎて出せなかった……。多額の納税を強いられるお客様ももちろんですが、税理士も切ないのです。
逆に何のアドバイスもない税理士事務所の方が、有利不利の検討すらしてくれてないかもしれない……。
『おまかせ』はご自身の事業・納税に決して良いことではないんです。月々代金を支払っているのであれば、税理士を使いこなしましょう。
まさにこの時期、個人事業主さんや12月決算法人さんは消費税の課税方法の再検討が必要です。残り2ヵ月の売上、経費を見積もってシュミレーションしてみませんか?
民間の会社でこの方法はさすがにキビシイかも。疲れている方が何せ多い。私見ですが。
本題。『調整対象固定資産』の課税仕入れ〔100万円以上の事業用資産の取得、とご認識下さい〕、当然消費税も購入先などにたくさん払うことになります。
これを実行したとして。免税業者さんや簡易課税適用の事業主さんには何ら影響はないのですが、売上に係る消費税から支払に係る消費税を引いた残りを納税する原則課税適用の場合、この差し引き残がマイナスになることが往々にして生じます。
このマイナス値、納税ではなく還付、となります。
この調整対象固定資産取得が、翌年若しくは翌々年先に確実に行われると見込まれるとき、今年のうちに私達税理士は免税業者さんには『消費税課税業者選択届』提出を、簡易課税適用の方には『簡易課税選択不適用届』提出をご案内します。この資産取得時には原則課税方式で消費税を計算・申告すれば還付を受けることが可能になるからです。
で、今年の4月に改正消費税法が施行されました。
今年中に上記届出をして、翌年若しくは翌々年中に調整対象固定資産を取得、取得後翌々年中に免税業者さんは『課税事業者選択不適用届』、もともと簡易課税が有利だった方は『簡易課税選択届』を出す。これで翌年と翌々年だけ原則課税を適用してどちらか一年は還付を受ける。どちらか一年は原則課税方式で消費税納付。
ですので、アドバイスする税理士も還付と納付のメリット・デメリットをシュミレーションした上で納税者さんにご案内します。還付より、原則課税で計算・納付する年に確定する消費税の方が多かったら届出提出の意味はない訳です。
従来はこの『節税』が出来たのですが、この4月からはちょっと厳しくなりました。
調整対象固定資産取得を見込んで提出した上記届出、3年の強制適用となりました。翌年に資産取得したから翌々年に元に戻そうと思っても戻せない。元に戻す届出が提出できるのは翌々々年以後となっています。取得・還付の年以外の2年は原則課税で消費税を計算・納付することになります。
これは……、よほどの資産を取得しない限りメリットは薄くなりそうですね。
税理士を日頃ご利用になっていればこのような資産取得でどれだけの還付が見込めるか、ですとか毎月々のシュミレーションを通じて原則・簡易のどちらが有利か、例えば今10月だとして9月までの確定消費税額はいくらか、など申告時期にはじめて一年分集計して確定納税額にびっくりしてしまうことのないよう、定期的にご案内できます。
選択の余地のある税目であれば、当然有利不利判定をこまめに行って、皆様にとって適正な納税をしていただきたい。そのためには私達税理士と常日頃お話をさせて頂ける環境にあることが肝要ではないかと。
税理士事務所の言うに言えない泣き所。再三月々の事業に関する資料の提出をお願いしても、『忙しいから』の一言で半年に一度も試算表の作成が出来なかったり、早め早めの節税のご案内が出来ない。結果出せばお客様にとって有利になったであろう届出が、期限が過ぎて出せなかった……。多額の納税を強いられるお客様ももちろんですが、税理士も切ないのです。
逆に何のアドバイスもない税理士事務所の方が、有利不利の検討すらしてくれてないかもしれない……。
『おまかせ』はご自身の事業・納税に決して良いことではないんです。月々代金を支払っているのであれば、税理士を使いこなしましょう。
まさにこの時期、個人事業主さんや12月決算法人さんは消費税の課税方法の再検討が必要です。残り2ヵ月の売上、経費を見積もってシュミレーションしてみませんか?
2010年10月19日
ウチの『黒王』 18
黒 王 だ。
チリ、良かったなぁ!全員無事に地上に生還だもんなぁ。
きっといつか映画になるんだよ、フェニックスなんてタイトルでさぁ。
救出のためのいろんな技術や支援、そのうち仕事の流儀で語られるんだよ。今年一番のイイ話になるんだぜ。
にしても、中国ぅ。大人の対応してくれよな。チリとは対照的だな、まったく。
自国民がノーベル平和賞だってのに、ノルウェー非難はおカド違いだろうが。
で、日本がそんなに悪いのか?なぜ国民はこうも簡単に暴徒化するんだ?
中には、実は反日なんかどうでも良くってさ、日々の暮らしとかにクサッててここぞとばかりに暴れてるヤツとか居たりして。
今回は長編だ。覚悟して読んでくれ。
昨日はウチも激しい応酬が繰り広げられたぞぉ。
原因は、ボスが俺に昼飯くれないからだッ!
大体犬は1日2食、人間は3食なんて誰が決めたんだよ!!力士なんか2食だって聞いたぞ。
毎日昼飯時、ボスにまとわりついて穴が開きそうになるほど目で訴えてたら、ついに昨日の昼飯時はゲージに監禁されちまった。10粒ほどのおやつで誘導されて……ロック。不覚ッ!
昼飯を食ったボスが俺を開放。頭きたから俺はボスが仕事場に入ってから、台所の燃えるゴミ・資源ゴミ両方のゴミ箱横倒しにして、漁りまくってやったよ。
音に気づいていつの間にか俺の後ろにいたんだな、ボスが。
『こらーッ
!!』
俺はそのままの格好で飛び上がったよ
ボスのこのタイミング、忍び寄って突然怒号だろ?メリハリ通り越してドラスティックなんだよ。
そのうちこの人は、破壊光線か剛掌波とか出すんじゃなかろうか。
で、ゴミ箱は俺が手をかけられない高さに上げられちまった。俺の楽しみを奪いやがってー
またしても頭にきた俺は、小さい頃から行ってはいけない場所として躾けられていた、居間の一角、三畳の置き畳に上がってやった。
ローテーブルの上になぜか長座布団やクッションが積んである。その上に鎮座してさしあげたよぉ!
人間の使う物に俺の毛がつくのをとっても嫌うボスへの、あからさまなイヤガラセ。どぉだぁ!ざまみろ!嫌がれ!
……ボスがちっとも見に来ないからそこで爆睡しちまった。
当然、忘れた頃にやって来たボスが、ゴミ箱ん時を越える覇気を放出したのは言うまでもない。
収穫もあったんだぜ。俺が寝てた長座布団、俺のモンになった
俺の毛も、においもくっついてボスがあきらめたようだ。
今日は昼過ぎのちっと遅いランチタイム、フランスパンの先っぽが俺の鼻先に落ちてきた。昨夜は晩酌の支度中にキャベツの芯が。
おぉーっと!ちっとはボス、妥協したか?
いやいやいやいや、待てよぉ。
フランスパンの先っぽ、ありゃ硬かったからだ。キャベツの芯は美味くないから、だったのかもしれねぇ。
まぁ、いいや。今回は100歩譲ってヨシとしよう。
とにかく、俺は人間の食ってるモンが食いたいんだッ!まだまだ飽くなき闘いは続く。

ピンぼけ御免。
次回。俺の嫌いなゴキブリの話だ!乞うご期待ッ!
チリ、良かったなぁ!全員無事に地上に生還だもんなぁ。
きっといつか映画になるんだよ、フェニックスなんてタイトルでさぁ。
救出のためのいろんな技術や支援、そのうち仕事の流儀で語られるんだよ。今年一番のイイ話になるんだぜ。
にしても、中国ぅ。大人の対応してくれよな。チリとは対照的だな、まったく。
自国民がノーベル平和賞だってのに、ノルウェー非難はおカド違いだろうが。
で、日本がそんなに悪いのか?なぜ国民はこうも簡単に暴徒化するんだ?
中には、実は反日なんかどうでも良くってさ、日々の暮らしとかにクサッててここぞとばかりに暴れてるヤツとか居たりして。
今回は長編だ。覚悟して読んでくれ。
昨日はウチも激しい応酬が繰り広げられたぞぉ。
原因は、ボスが俺に昼飯くれないからだッ!
大体犬は1日2食、人間は3食なんて誰が決めたんだよ!!力士なんか2食だって聞いたぞ。
毎日昼飯時、ボスにまとわりついて穴が開きそうになるほど目で訴えてたら、ついに昨日の昼飯時はゲージに監禁されちまった。10粒ほどのおやつで誘導されて……ロック。不覚ッ!
昼飯を食ったボスが俺を開放。頭きたから俺はボスが仕事場に入ってから、台所の燃えるゴミ・資源ゴミ両方のゴミ箱横倒しにして、漁りまくってやったよ。
音に気づいていつの間にか俺の後ろにいたんだな、ボスが。
『こらーッ

俺はそのままの格好で飛び上がったよ

ボスのこのタイミング、忍び寄って突然怒号だろ?メリハリ通り越してドラスティックなんだよ。
そのうちこの人は、破壊光線か剛掌波とか出すんじゃなかろうか。
で、ゴミ箱は俺が手をかけられない高さに上げられちまった。俺の楽しみを奪いやがってー

またしても頭にきた俺は、小さい頃から行ってはいけない場所として躾けられていた、居間の一角、三畳の置き畳に上がってやった。
ローテーブルの上になぜか長座布団やクッションが積んである。その上に鎮座してさしあげたよぉ!
人間の使う物に俺の毛がつくのをとっても嫌うボスへの、あからさまなイヤガラセ。どぉだぁ!ざまみろ!嫌がれ!
……ボスがちっとも見に来ないからそこで爆睡しちまった。
当然、忘れた頃にやって来たボスが、ゴミ箱ん時を越える覇気を放出したのは言うまでもない。
収穫もあったんだぜ。俺が寝てた長座布団、俺のモンになった

今日は昼過ぎのちっと遅いランチタイム、フランスパンの先っぽが俺の鼻先に落ちてきた。昨夜は晩酌の支度中にキャベツの芯が。
おぉーっと!ちっとはボス、妥協したか?
いやいやいやいや、待てよぉ。
フランスパンの先っぽ、ありゃ硬かったからだ。キャベツの芯は美味くないから、だったのかもしれねぇ。
まぁ、いいや。今回は100歩譲ってヨシとしよう。
とにかく、俺は人間の食ってるモンが食いたいんだッ!まだまだ飽くなき闘いは続く。

ピンぼけ御免。
次回。俺の嫌いなゴキブリの話だ!乞うご期待ッ!
2010年10月19日
色々話 税理士泣かせの消費税3
えー、いきなり本題です。
税理士は、依頼者さんの依頼に忠実に応えつつ、その方の適正な納税義務の実現のために尽力する『税の専門家、プロ』であります。
前回、消費税に係る届出忘れについてご案内しました。届出一つで納税額が大きく変わってしまう、これは言い換えれば届出一つでより有利な納税、つまり少なく計算できる方法を選択する余地のある税目なのです。
税の専門家であれば、当然依頼者さんに消費税には二つの計算方法があることをご案内し、依頼者さんの現況や向こう2,3年先の設備投資の予定などをこまめにお伺いして、この計算方法のどちらを選択すれば依頼者さんにとって負担の少ない、そして納得のいく納税となるか選択していただく職責があります。
ですので、専門家としての注意義務を怠るような届出忘れや計算方法の選定誤りなどは当然、我々税理士の落ち度になるわけです。
ただ一方で、依頼者さん側からの働きかけ・ご協力もいただかないと、より有利で適切な消費税の計算が行えないのも事実であります。
税理士とお付き合いされている事業主さん、どのくらいのペースで監査してもらってますか?月イチ?隔月おき?半年に1度?年1回?
半年や年1回では、正直今納税している消費税が適正かどうか計れません。有利・不利の選択を可能にするなら月々のシュミレーションは必須です。近々大きな支出を予定しているならなおさら。
前回ご案内したように、消費税の計算方法を決める、若しくは変えるにはそうしたい年の届出提出では遅いんです。前の年の12月末まででないと。ある程度の見越し、先見が必要なんですね、有利な納税にするには。ですから月毎累積される売上と経費で原則・簡易の2方法を比較していくことがとても大事になってきます。年が明けてからの1年分の監査では、有利な選択も間に合わなくなります。
税理士とお付き合いされていない事業主さんもどうでしょう?ご自身が毎年計算している消費税、ご自身にとって有利な選択できてますでしょうか?
次回は先程から頻繁に登場してきた設備投資〔大きな支出〕と消費税の関連について。
税理士は、依頼者さんの依頼に忠実に応えつつ、その方の適正な納税義務の実現のために尽力する『税の専門家、プロ』であります。
前回、消費税に係る届出忘れについてご案内しました。届出一つで納税額が大きく変わってしまう、これは言い換えれば届出一つでより有利な納税、つまり少なく計算できる方法を選択する余地のある税目なのです。
税の専門家であれば、当然依頼者さんに消費税には二つの計算方法があることをご案内し、依頼者さんの現況や向こう2,3年先の設備投資の予定などをこまめにお伺いして、この計算方法のどちらを選択すれば依頼者さんにとって負担の少ない、そして納得のいく納税となるか選択していただく職責があります。
ですので、専門家としての注意義務を怠るような届出忘れや計算方法の選定誤りなどは当然、我々税理士の落ち度になるわけです。
ただ一方で、依頼者さん側からの働きかけ・ご協力もいただかないと、より有利で適切な消費税の計算が行えないのも事実であります。
税理士とお付き合いされている事業主さん、どのくらいのペースで監査してもらってますか?月イチ?隔月おき?半年に1度?年1回?
半年や年1回では、正直今納税している消費税が適正かどうか計れません。有利・不利の選択を可能にするなら月々のシュミレーションは必須です。近々大きな支出を予定しているならなおさら。
前回ご案内したように、消費税の計算方法を決める、若しくは変えるにはそうしたい年の届出提出では遅いんです。前の年の12月末まででないと。ある程度の見越し、先見が必要なんですね、有利な納税にするには。ですから月毎累積される売上と経費で原則・簡易の2方法を比較していくことがとても大事になってきます。年が明けてからの1年分の監査では、有利な選択も間に合わなくなります。
税理士とお付き合いされていない事業主さんもどうでしょう?ご自身が毎年計算している消費税、ご自身にとって有利な選択できてますでしょうか?
次回は先程から頻繁に登場してきた設備投資〔大きな支出〕と消費税の関連について。
2010年10月13日
ウチの『黒王』 17
黒 王 だ。
10年来の腰痛が悪化して、ボスの右半身は岩みたいになってるそうだ。
整体通いが始まった。
オマケに先週から右の奥歯辺りが痛み出して、昨日たまらず歯医者に飛び込んだ。
本人は予約を取ろうとしたら、いきなり診てくれたそうだ。
急性の歯槽膿漏。膿を出すのに歯茎を切開したんだと。
で、昨夜は今年3度目の断酒。
仕事が薄くなったら、とたんにヤラレだしてる。
仕方ねぇな、季節の変わり目なんかじゃねぇ。青年期から中年期の過渡期なんだから。
話は変わるが、
人間ってのは、どぉにもならんことを考え続けると、病んじゃうらしいな。
金がないことを悩んだところで金は沸いちゃ来ねぇ、過去を恨んでみたって書き換えが出来るわけじゃねぇ。
人間関係にイラつくことが山ほどあったって、自分の思い通りに相手は動いちゃくれねぇからなぁ。
俺達飼い犬だって、常に100%飼い主の言うこと聞くか?って言えば、そりゃNOだ。
結果の出ないことを考え続けて、挙句身体もハートも壊す……。意味あるのか?
自分を破壊するために、人間は脳みそ使って生きてるのか?違うよな。
俺が思うに、
考えてもどぉにもならない、ってことは、少なくとも現時点じゃ考える必要がないってことでいいんじゃねぇか?単純すぎるか?
切り口変えて別の視点から思考できるほど、視野もハートも健全になってからまた考えたって遅くはないだろう?
考えてもどぉにもならない、ってのはさ、『今のままの自分がいくら考えたって』答えなんか出ないってことだろうがよ。
心身ヤラレても構わないほどすげぇモンがゲット出来るなら、そんなハードな物思いも意義はあるんだろうが……。大体自分が壊れてもいいほどすげぇモンなんて、あるか?
やっぱり俺には時間の無駄遣いにしか思えん
袋小路みたいな悩みでどっか悪くしちゃう前に出来ること。
息抜きでも気分転換でも一時の現実逃避でもいいさ、好きなことにハマってしばらく忘れちゃえ。
脳みそに心地イイ信号送っていたわらないと。
それもないなら空でも見ろよ。夕陽も月もきれいな時期なんだから。
きれいなモンがきれいにも思えなくなったら、つまらんだろうな、人生。

俺はいつだって、上を見てるぞぉ。何を見てるかって?人間に決まってるだろう。
10年来の腰痛が悪化して、ボスの右半身は岩みたいになってるそうだ。
整体通いが始まった。
オマケに先週から右の奥歯辺りが痛み出して、昨日たまらず歯医者に飛び込んだ。
本人は予約を取ろうとしたら、いきなり診てくれたそうだ。
急性の歯槽膿漏。膿を出すのに歯茎を切開したんだと。
で、昨夜は今年3度目の断酒。
仕事が薄くなったら、とたんにヤラレだしてる。
仕方ねぇな、季節の変わり目なんかじゃねぇ。青年期から中年期の過渡期なんだから。
話は変わるが、
人間ってのは、どぉにもならんことを考え続けると、病んじゃうらしいな。
金がないことを悩んだところで金は沸いちゃ来ねぇ、過去を恨んでみたって書き換えが出来るわけじゃねぇ。
人間関係にイラつくことが山ほどあったって、自分の思い通りに相手は動いちゃくれねぇからなぁ。
俺達飼い犬だって、常に100%飼い主の言うこと聞くか?って言えば、そりゃNOだ。
結果の出ないことを考え続けて、挙句身体もハートも壊す……。意味あるのか?
自分を破壊するために、人間は脳みそ使って生きてるのか?違うよな。
俺が思うに、
考えてもどぉにもならない、ってことは、少なくとも現時点じゃ考える必要がないってことでいいんじゃねぇか?単純すぎるか?
切り口変えて別の視点から思考できるほど、視野もハートも健全になってからまた考えたって遅くはないだろう?
考えてもどぉにもならない、ってのはさ、『今のままの自分がいくら考えたって』答えなんか出ないってことだろうがよ。
心身ヤラレても構わないほどすげぇモンがゲット出来るなら、そんなハードな物思いも意義はあるんだろうが……。大体自分が壊れてもいいほどすげぇモンなんて、あるか?
やっぱり俺には時間の無駄遣いにしか思えん

袋小路みたいな悩みでどっか悪くしちゃう前に出来ること。
息抜きでも気分転換でも一時の現実逃避でもいいさ、好きなことにハマってしばらく忘れちゃえ。
脳みそに心地イイ信号送っていたわらないと。
それもないなら空でも見ろよ。夕陽も月もきれいな時期なんだから。
きれいなモンがきれいにも思えなくなったら、つまらんだろうな、人生。

俺はいつだって、上を見てるぞぉ。何を見てるかって?人間に決まってるだろう。
2010年10月13日
色々話 税理士泣かせの消費税2
どうも最近パソコンに向かえません
仕事がうすくなったなぁと思ったら、一気に体がガタつきました。皆様、季節の変わり目です。無理せずぼちぼちお仕事に励みましょう。
前回の続き。
消費税、現在は課税売上1,000万円超になった事業者さんに納税義務が発生します。実際に納税を行うのは『原則として』課税売上が1,000万円超になった事業年度の翌々事業年度の申告時、であります。
この1,000万円超に初めて至った時点で課税事業者届を税務署に行い、その2年後の年分の申告時から消費税を納める……。一見とてもシンプルな流れのようです。が、この時点で漫然としていますと、後々とても不利な〔要は、他にも選択肢があるのに選ぶ機会を逃してより高額な〕納税をしてしまっていた、という事態が生じる恐れが出てくるのです。
まず、課税方法の選択について。消費税の計算方法には『原則課税』と『簡易課税』の2つがあることは、もう皆様ご存知のところ。
例えば、売上1,260万円・支出経費715万円〔内訳は、消費税のかからない人件費400万円、その他消費税のかかる経費315万円〕という個人経営の小売業者さんの場合。
平成22年の売上が初めて1,000万円を超えましたので課税事業者の届を税務署に行います。
で、この事業主さんの経営状態は今後もこのような収支バランスでじわじわと右肩上がりで継続する、ということが明白、ということにします。
この届出一つで2年後になったとき、この方は『原則課税』方式で消費税を計算することになります。
これは、売上に係る消費税〔例では60万円〕から支払に係る消費税〔例では15万円〕を差し引いた残りを納税する方法です。これだとこの方は24年の申告〔25年3月〕時に45万円の消費税を納めることになります。
もう一つ計算方法がありましたね。『簡易課税』。この45万円、何だか高いみたいだからこっちの方法で計算して申告しようかなぁ、と思っても24年申告時にこの方法は採用できません。
なぜか。『消費税簡易課税制度選択届出書』を23年12月末までに税務署に提出していなかったからです。『簡易課税』はこの届出書を出さないと採用できない課税方法です。
法律の条文では、この届出書の『提出があった日の属する課税期間の翌課税期間以後の課税期間から』届出書の効力が発生、つまり『簡易課税』の適用が受けられますよ、と定められています。
仮にこの方が『簡易課税』を採用できた場合。売上に係る消費税に事業区分に応じて定められた『みなし仕入れ率』というのを乗じます。この方は小売業者ですので第二種事業に該当、第二種事業はみなし仕入れ率80%と法定されています。これを売上に係る消費税に乗ずると60万円×80%で48万円。これを支払いに係る消費税とみなして売上に係る消費税から差し引きます。差額は12万円。これが『簡易課税』採用の場合の納税額になります。
届出一つ出し忘れて12万円で済む消費税が45万円納めることになるのです。
ある年の消費税の計算を『簡易課税』方式にしたければ、その年ではもう遅いのです。その前の年に届をしないといけないのです。
『簡易課税』は課税売上5,000万円以下の方が採用できる制度で、一旦採用したら2年継続適用という上限とシバリがありますので、毎年確実に『簡易課税』が採用できるか、有利かという問題もありますが、今回は『簡易課税制度選択届出書』を出す・出さないでどうなるかを、絵に描いたようなコンパクトでシンプルなモデルでご案内した次第です。
この『簡易課税』に関する届出失念〔選択する、やめる〕が、前回ご案内した税理士職業賠償責任保険の受付事故ダントツの消費税、その内容の約半分を占めています。

前回の続き。
消費税、現在は課税売上1,000万円超になった事業者さんに納税義務が発生します。実際に納税を行うのは『原則として』課税売上が1,000万円超になった事業年度の翌々事業年度の申告時、であります。
この1,000万円超に初めて至った時点で課税事業者届を税務署に行い、その2年後の年分の申告時から消費税を納める……。一見とてもシンプルな流れのようです。が、この時点で漫然としていますと、後々とても不利な〔要は、他にも選択肢があるのに選ぶ機会を逃してより高額な〕納税をしてしまっていた、という事態が生じる恐れが出てくるのです。
まず、課税方法の選択について。消費税の計算方法には『原則課税』と『簡易課税』の2つがあることは、もう皆様ご存知のところ。
例えば、売上1,260万円・支出経費715万円〔内訳は、消費税のかからない人件費400万円、その他消費税のかかる経費315万円〕という個人経営の小売業者さんの場合。
平成22年の売上が初めて1,000万円を超えましたので課税事業者の届を税務署に行います。
で、この事業主さんの経営状態は今後もこのような収支バランスでじわじわと右肩上がりで継続する、ということが明白、ということにします。
この届出一つで2年後になったとき、この方は『原則課税』方式で消費税を計算することになります。
これは、売上に係る消費税〔例では60万円〕から支払に係る消費税〔例では15万円〕を差し引いた残りを納税する方法です。これだとこの方は24年の申告〔25年3月〕時に45万円の消費税を納めることになります。
もう一つ計算方法がありましたね。『簡易課税』。この45万円、何だか高いみたいだからこっちの方法で計算して申告しようかなぁ、と思っても24年申告時にこの方法は採用できません。
なぜか。『消費税簡易課税制度選択届出書』を23年12月末までに税務署に提出していなかったからです。『簡易課税』はこの届出書を出さないと採用できない課税方法です。
法律の条文では、この届出書の『提出があった日の属する課税期間の翌課税期間以後の課税期間から』届出書の効力が発生、つまり『簡易課税』の適用が受けられますよ、と定められています。
仮にこの方が『簡易課税』を採用できた場合。売上に係る消費税に事業区分に応じて定められた『みなし仕入れ率』というのを乗じます。この方は小売業者ですので第二種事業に該当、第二種事業はみなし仕入れ率80%と法定されています。これを売上に係る消費税に乗ずると60万円×80%で48万円。これを支払いに係る消費税とみなして売上に係る消費税から差し引きます。差額は12万円。これが『簡易課税』採用の場合の納税額になります。
届出一つ出し忘れて12万円で済む消費税が45万円納めることになるのです。
ある年の消費税の計算を『簡易課税』方式にしたければ、その年ではもう遅いのです。その前の年に届をしないといけないのです。
『簡易課税』は課税売上5,000万円以下の方が採用できる制度で、一旦採用したら2年継続適用という上限とシバリがありますので、毎年確実に『簡易課税』が採用できるか、有利かという問題もありますが、今回は『簡易課税制度選択届出書』を出す・出さないでどうなるかを、絵に描いたようなコンパクトでシンプルなモデルでご案内した次第です。
この『簡易課税』に関する届出失念〔選択する、やめる〕が、前回ご案内した税理士職業賠償責任保険の受付事故ダントツの消費税、その内容の約半分を占めています。
2010年10月07日
ウチの『黒王』 16
黒 王 だ。何だか久しいな。
朝が涼しくなったおかげで、俺もボスも起床が一時間以上遅くなっちまった。
春眠ならぬ秋眠暁を覚えず。
幼子は頼るべき親に殺されてゴミみたいに捨てられる、犯罪の証拠集めて事実を解明する司法の監督・検察官が逮捕される……。
身内も法律も拠り所に出来ないこの世は、何なんだ?人間はこんな世の中望んでるのか?人間ってのは、こんな世の中作るために2本足で立って、脳みそデカくして、道具こしらえ続けてきたのかよ。
またこのセリフだ。
リアル『羅生門』・阿鼻叫喚平成地獄絵図。人間が、人間の世が壊れる音が聞こえてきそうだな。
こんな事件で心が痛んだ場合。俺的には、こんな時こそ『どうでしょう』。
現実逃避してるわけじゃねぇがな。
汗かいてぼやいて大法螺吹いて驚いて……
でも笑いながら走る『カッコ悪い』人間達見てると何だかホッとするんだよ。
ああ、ここに人間がいるって。
何を思ったかこの夏、ボスは真言密教の本をむさぼり読んでた。
『仏はどこ探したっていないんだよ、己の心の中にいるのさ』と利いた風なことを言いながら、自室にこもる日が続いた。
この暑さでいよいよヤラれたか、とさすがの俺もビビッたが。
ジグゾーパズルやってた。曼荼羅の。ボスのタチの悪い趣味だ。
密教の本も、どうやら曼荼羅のことを知りたくて読んでたらしい。
ヒマだと何時間もやってる。おんなじ姿勢で固まって。見てる俺が肩こりそうだ。
俺の目下の趣味は『どうでしょう』鑑賞とゴミ箱漁り。後者はかなりスリルがある。
趣味は……ないよりあった方が良いんだろうな。変態チック・犯罪チックなのはいただけないが。
何セ、ヒマだとろくなこと考えねぇんだ、人間ってのはさ。だったら趣味の世界にひととき埋没してた方がまだマシだろ?周りに迷惑かけるわけじゃなし。
自分を取り戻すための避難場所。リセットしたら、また世の荒波に揉まれに漕ぎ出れりゃいい。

赤いヤツは数年前にボスが作った『ノーマルサイズ』の2000ピース。
隣のは『スモールピース』の2000ピース曼荼羅。75cm×50cmのフレームだから、赤いヤツのほぼ半分のスケールでピース数が一緒って感じか。
その下のちっちゃい青いの、見えるか?『ベリースモールピース』の1000ピース曼荼羅。ノーマル300ピースのサイズで1000ピース。
……ボス、体使う趣味の方が良くねぇか?こりゃ……趣味というより目・肩・腰イジメだぞ。

朝が涼しくなったおかげで、俺もボスも起床が一時間以上遅くなっちまった。
春眠ならぬ秋眠暁を覚えず。
幼子は頼るべき親に殺されてゴミみたいに捨てられる、犯罪の証拠集めて事実を解明する司法の監督・検察官が逮捕される……。
身内も法律も拠り所に出来ないこの世は、何なんだ?人間はこんな世の中望んでるのか?人間ってのは、こんな世の中作るために2本足で立って、脳みそデカくして、道具こしらえ続けてきたのかよ。
またこのセリフだ。
リアル『羅生門』・阿鼻叫喚平成地獄絵図。人間が、人間の世が壊れる音が聞こえてきそうだな。
こんな事件で心が痛んだ場合。俺的には、こんな時こそ『どうでしょう』。
現実逃避してるわけじゃねぇがな。
汗かいてぼやいて大法螺吹いて驚いて……
でも笑いながら走る『カッコ悪い』人間達見てると何だかホッとするんだよ。
ああ、ここに人間がいるって。
何を思ったかこの夏、ボスは真言密教の本をむさぼり読んでた。
『仏はどこ探したっていないんだよ、己の心の中にいるのさ』と利いた風なことを言いながら、自室にこもる日が続いた。
この暑さでいよいよヤラれたか、とさすがの俺もビビッたが。
ジグゾーパズルやってた。曼荼羅の。ボスのタチの悪い趣味だ。
密教の本も、どうやら曼荼羅のことを知りたくて読んでたらしい。
ヒマだと何時間もやってる。おんなじ姿勢で固まって。見てる俺が肩こりそうだ。
俺の目下の趣味は『どうでしょう』鑑賞とゴミ箱漁り。後者はかなりスリルがある。
趣味は……ないよりあった方が良いんだろうな。変態チック・犯罪チックなのはいただけないが。
何セ、ヒマだとろくなこと考えねぇんだ、人間ってのはさ。だったら趣味の世界にひととき埋没してた方がまだマシだろ?周りに迷惑かけるわけじゃなし。
自分を取り戻すための避難場所。リセットしたら、また世の荒波に揉まれに漕ぎ出れりゃいい。

赤いヤツは数年前にボスが作った『ノーマルサイズ』の2000ピース。
隣のは『スモールピース』の2000ピース曼荼羅。75cm×50cmのフレームだから、赤いヤツのほぼ半分のスケールでピース数が一緒って感じか。
その下のちっちゃい青いの、見えるか?『ベリースモールピース』の1000ピース曼荼羅。ノーマル300ピースのサイズで1000ピース。
……ボス、体使う趣味の方が良くねぇか?こりゃ……趣味というより目・肩・腰イジメだぞ。
2010年10月07日
色々話 税理士泣かせの消費税1
ごぶさたしてしまいました。線引きしたような季節の変わり目にすっかりヤラれてのびておりました。
今回は消費税について。平成元年導入の、日本の税の中では新参ではありますがとっても難しい税であります。
負担をまともに感じる消費者としては『品物に5%上乗せしてるだけじゃん、子供でも分かる税金じゃないか』と言いたいところ。でもこれを計算して申告・納税する事業者やそのお手伝いをする税理士は、毎度悪戦苦闘なのでございます。
この夏に受けた研修内容より。税理士も人の子。普段から相当に気をつけてお客様の依頼に応えてはおりますが、出すべき届出を出し忘れたり、計算や適用法令を間違えたり、すべきアドバイスをしなかったりで結果お客様に不利益を被らせてしまうことがあります。金額によっては税理士の手持の資金ではとてもまかなえないことも想定されます。そのために税理士も責任を全うすべく保険〔税理士職業賠償責任保険〕に入ります。
で、ここ10年程の保険金支払状況は消費税に関するものが全体の54%。ダントツです。ついで法人税がらみで26%、所得税12%相続税5%……。消費税が保険事故を一番起こしやすいんですね。
その消費税に関する事故の内容〔事故原因〕は、なんと消費税に関する各種『届出の失念』。75%を占めています。消費税がらみの事故の4件の内3件が届出忘れ。後は課税方式や課税業者の誤選択。
事業者さんにとって、消費税は毎年行く末を追い続けないと場合によっては著しく不利な〔要するに高額な〕納税を強いられる、リスクの高い税なんです。個人事業主さんの場合、12月末までに届出をしないと例えば20万円の納付で済むはずの消費税が50万円近くにまで跳ね上がる、なんて事態も起こり得るんです。
次回は、何で届出忘れなんて単純ミスが簡単に起きてしまうのかをご案内します。
今回は消費税について。平成元年導入の、日本の税の中では新参ではありますがとっても難しい税であります。
負担をまともに感じる消費者としては『品物に5%上乗せしてるだけじゃん、子供でも分かる税金じゃないか』と言いたいところ。でもこれを計算して申告・納税する事業者やそのお手伝いをする税理士は、毎度悪戦苦闘なのでございます。
この夏に受けた研修内容より。税理士も人の子。普段から相当に気をつけてお客様の依頼に応えてはおりますが、出すべき届出を出し忘れたり、計算や適用法令を間違えたり、すべきアドバイスをしなかったりで結果お客様に不利益を被らせてしまうことがあります。金額によっては税理士の手持の資金ではとてもまかなえないことも想定されます。そのために税理士も責任を全うすべく保険〔税理士職業賠償責任保険〕に入ります。
で、ここ10年程の保険金支払状況は消費税に関するものが全体の54%。ダントツです。ついで法人税がらみで26%、所得税12%相続税5%……。消費税が保険事故を一番起こしやすいんですね。
その消費税に関する事故の内容〔事故原因〕は、なんと消費税に関する各種『届出の失念』。75%を占めています。消費税がらみの事故の4件の内3件が届出忘れ。後は課税方式や課税業者の誤選択。
事業者さんにとって、消費税は毎年行く末を追い続けないと場合によっては著しく不利な〔要するに高額な〕納税を強いられる、リスクの高い税なんです。個人事業主さんの場合、12月末までに届出をしないと例えば20万円の納付で済むはずの消費税が50万円近くにまで跳ね上がる、なんて事態も起こり得るんです。
次回は、何で届出忘れなんて単純ミスが簡単に起きてしまうのかをご案内します。