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月影 蘭

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2010年07月29日

私見『士業』の心得

 まずはこちらを。

〔社〕日本海事代理士会 綱領より
 海事代理士は、積極的に公益活動を行い、国民の生活向上と社会の発展に貢献する。

日本税理士会連合会 税理士の使命と倫理-税理士の倫理綱領より
 税理士は、職務の公共性を自覚し、独立公正な立場で職務を遂行する。

 私達士業者は法律に基づき業務を行う専門家であり、原則として国家試験合格によりその業務を行う資格を得ます。当然高度な専門性を要求されますが、上述のように『公益・公共性』も求められています。法律は法律家の宝物ではなく、国民皆様の暮らしや仕事における『ものさし』ですからね。皆様の道具なんです、法律は。『公益・公共性』が士業者に求められる意味、なんとなくお分かりいただけますでしょうか?
 さらに、両方の綱領の他の文言をピックアップしますと、その職責全うのため、『依頼者の依頼に誠実に取り組』みその『信頼にこたえる』こと、日々『専門知識を涵養』し、『法令、実務に精通するよう研鑽をつみ』、その社会的立場も常に意識して『秩序を重んじ』、『人格の陶冶に励み、教養を高め』、さらに『品位を高め社会的地位の向上に努める』ことを心得ておきなさい、といわれております。

 どんな分野の仕事でも、職業人である誇りや人としての成熟は求められるのですが、とりわけ士業ではシビアに要求されている、と認識しています。きれいごとで片付けられない、士業の『骨』の部分です。

 国家試験に合格、だけじゃダメ。制度上、そして皆様からも求められる高度な専門性や公共への貢献のため、スキルとともに人格・人としての器量も磨き続けるべし、という終生『修行』ともいえる心得の要る業種でございます。

誰のために? 
 己のためでなく、私達を必要とする皆様のために。
何のために? 
 己の利のためでなく、世間の諸事に悩み憂う皆様のその悩み憂いを解消するために。
      


Posted by 月影 蘭 at 15:27Comments(0)私見『士業』の心得