えー、
親知らず2本目抜いてきたところです。悔しいけど今夜も酒断ちでございます。
後1本、真横向いて埋まってるのが残ってます。いつ抜きますかね……。
税理士の業務は皆様なんとなくお分かりかと思うのですが、
海事代理士の業務、私のブログのトップを見てもなかなかクリアに見えてこないと思います。
このコラムを使って、これから皆様のなるべく
身近にある海事業務を
ゲリラ的にご案内していきます。
マリンレジャーたけなわの夏なので、ちょっと力入れて連載しましょう。
今回は、私達が所属する〔社〕海事代理士会が立ち上げた公益事業
『マリタイムアクセス』なるものについて。
海事って何?と思った方々、すでにインターネットで海事代理士についていくらか検索されたのでは?
〔社〕海事代理士会ホームページにありますように、これは
『海事関係者等のための情報支援システム』の略名、平成20年4月より日本財団の助成をいただいて行っている事業でございます。
海、船、港に関する地域情報や法制度、諸手続についての情報提供を、お問い合わせを下さった方々に行うものでして、全国にこの窓口となっている事務所が平成22年3月1日現在
91ございます。
静岡県内には3つ、浜松と焼津、そして我が富士は田子の浦。私の事務所でございます。あの清水港管轄に窓口事務所がない、というのが何とも悲しいところです。
窓口となった事務所には、海事に関する法令に沿って手続内容を簡潔にまとめた
『ドキュメント』というのを置いてあります。ものすごく厚いファイルです。つい最近まで『追加』が郵送されておりました。
余談ですが、
法律は社会・経済の変化に応じ規定内容も変わるまさに
『生き物』。税務も海事もその活動の指標若しくはシバリとしてこの『生き物』が棲み、この
『生き物』を追いかけ捕まえ、何とか飼いならす私達法律家が存在しています。皆様を取り巻く事象の数が増え、複雑になるほどこの『生き物』、数が増えるんですよ。
海事に関わる殆んどすべての情報が現在、私達『マリタイムアクセス』窓口事務所でご案内できます。もちろんお代は要りません。ご自身で手続してみるかどうか、私達海事代理士に業務を依頼されるかの判断基準にもなろうかと思います。
船のこと、免状のこと、海に関わる諸事業のこと、『どうしよう?』と思ったら気軽にご一報くださいね。
『マリタイムアクセス』事業立ち上げの際の
苦労話?裏話?を少し。
とにかく〔社〕海事代理士会は慢性的に財政難でして、この事業立ち上げも担当諸先生方、お金がかからないよううまく立ち回られたようです。
この事業のシンボル『ロゴ』、ある先生がお知り合いにデザイナーさんがおり、なんと拝み倒して5万円でこしらえてもらった、とか、窓口事務所に置かれる膨大な量のドキュメントも含め紙類の印刷、これもまたお知り合いの印刷屋さんにボランティアみたいな金額でお願いしてしまったり。ポスターに至っては、広島の先生が『お友達』の
城 みちるさんの快諾を得て〔往年はイルカに乗っておられたのだから当に適役〕
〔社〕海事代理士会の『顔』になっていただいたり……。
結果500万円程でこの立ち上げを敢行されたと聞きました。ほぼプロジェクトに携わった先生方の『手弁当』状態。日本財団からお褒めの言葉を賜ったとか。先輩諸先生方の『産みの苦しみ』、無駄にはしたくないところ。
皆様方に私達海事代理士のこと、もっと知ってもらって使ってもらわないと、です。